産業医の活用で職場の健康と安全を強化!人事労務必読の実践的方法

産業医って一体何をしてくれるのかわからない」と悩んでいる方はいませんか?

確かに、産業医の仕事は多岐にわたり、どのような健康や安全の問題まで相談できるのか分かりづらいです。

ですが、様々な(健康や安全に関する)トラブルに対応してきた経験から言えるのは、多くの職場で共通しているのが、「問題が深刻化する前に相談に来ていれば、早期解決ができたかもしれないのに・・。」ということです。たった1時間、場合によっては10分の相談をすることで、その後の何ヶ月、何年にもわたる健康問題や職場の安全に関するトラブルを未然に防ぐことができ、多くのコストと労力を節約できることが多いのです。

そうは言っても、普段そんなに相談することはないよ。それなのに産業医に報酬を払うなんて、もったいない」と考えている方もいるかもしれません。

確かに、毎日毎日、健康や安全に関するトラブルがあっては、効率的な職場運営になりません。しかし、こんなことで困ったことはありませんか?

  • 従業員が突然体調を崩してしまったが、どう対応すればいいのだろう…
  • 職場のストレスが原因で精神的な問題が生じているが、どのようにサポートすればいいのだろうか
  • 健康診断の結果が気になるが、どのように対応すればいいのだろうか…

インターネットで調べても、ぴったりの答えを見つけるのは難しいです。それらしい答えが見つかっても、本当に正しいのか分かりません。

こんなとき、産業医に気軽に相談すれば、すぐに正確な答えを得ることができるかもしれません。

これ以外にも、産業医を持つことには数多くのメリットがあります。今回、産業医の活用方法を詳しく解説したいと思います。

産業医について何か相談があれば以下のボタンからお問合せや資料請求ください

目次

産業医の4つの活用方法

①気軽に相談する

自社で契約している産業医がしっかりしているかどうかで、従業員の安心感や企業の健康管理に大きな差が生まれます。

「ちょっとした健康の疑問」を気軽に聞くことで、従業員は安心して仕事に専念できるのです。

実際産業医をしていると、日常的にこのような健康に関する質問を受けています。

  • 体調不良を訴える社員がいますが、適切な対応は何ですか?
  • 職場のストレスが高いと感じているのですが、どう対処すればいいですか?
  • 従業員のメンタルヘルスを改善するためにできることはありますか?

「先生にお聞きすることじゃないかもしれませんが…」と遠慮される企業もあります。

しかし、健康の不安や疑問を持ったままでは、従業員のパフォーマンスは最大限に発揮されません。また、些細な問題でも、初期対応を誤ると、状況は急速に悪化することもあります

産業医は、従業員の健康と企業の福祉を守るためにいます。「ちょっとした疑問」、「たいしたことない」と思っていても、どんどん遠慮なく質問して、不安を解消し、安心してビジネスを進めていただければと思います。

健康の問題は、早期に対応することができれば状態が悪化する前に対処できることも多いです。

②職場巡視で活用する

職場巡視では、従業員の作業環境を直接観察し、健康リスクを産業医と一緒に現場で見ることができる唯一の場面です。

具体的には、作業場のエルゴノミクス、化学物質の取り扱い、ストレス要因など、様々な側面を産業医と一緒にチェックし、ディスカッションを行いより効果的な職場改善につなげます。

衛生委員会で医学的意見を求める

衛生委員会は「健康と安全」について月に1度、議論をすることができる大事な会議です。

企業をより良くするために産業医から医学的にどう改善していったらいいのかや、どう働く環境をよくしていったらいいのかを議論する場になります。

具体的には、ストレス管理、定期的な健康診断、健康啓発プログラムなどを議論する場になることがおおいです。詳しくは以下の安全衛生委員会についての記事をご覧ください。

産業医面談の2つの活用法

健康診断の事後面談

  • 個別の健康状態に対する理解

健康診断で異常値が出た方に対して、面談をすることで本人が何を疑問に思っており、なぜ今の状態になっているのかを把握することができます。

産業医と職場が協力することで従業員一人一人の健康に対してアプローチをすることができるのです。

  • 定期的なフォローアップ

面談は一度きりで終わらせず、定期的なフォローアップを行うことが大切です。これは産業医が行うことも可能ですが、健康診断の担当をしている人事担当者からメールを行い、状況を把握し、意思疎通をもとに健康状態に対応することが重要となります。

過重労働の対策

  • 労働時間の管理:

従業員の労働時間を適切に管理し、過度な労働を防ぐことは人事労務担当者としては重要なことです。

産業医は、仕事が立て込むなどして過重労働をしている方に対して面談を行うことができます。この面談を通して、第三者としてどのような労働形態でどんな職場になっているのかを適切に把握することができるのです。

  • ストレス管理のサポート:

過重労働によるストレスが従業員の健康に与える影響に注目し、ストレスマネジメントプログラムやカウンセリングサービスを提供することも有効です。

ストレスチェックを使い、セルフケアやラインケアを意識して会社運営を行なっていくことが必要になります。

医師のネットワークの活用:専門家の紹介など

同じ医師という身分から、必要に応じて他の主治医に情報提供依頼書を記載したり、紹介状を記載することで従業員の適切な医療へのアプローチを行うことができるようになります。

実際に、病院にかかる際にどの科がいいのか迷う従業員の方も多く、診療科についての専門知識を持ちながらも対応ができる産業医を有効活用することが重要となります。

結論:産業医の活用で職場を変革し、従業員の福祉を高めよう

本記事を通じて、産業医の4つ活用法について記載してきました。

本記事では、産業医を活用することの多面的な利点に焦点を当ててきました。

産業医は、単に健康管理の専門家であるだけでなく、職場の安全と従業員の福祉を守るために不可欠な役割を果たします。

産業医の専門知識は、気軽な健康相談から職場環境の分析、メンタルヘルスのサポートに至るまで、職場における多大な利益を提供するはずです。

自社の契約している産業医をうまく活用していくことで、企業の信頼性の向上や社会的評価の向上に寄与するはずです。

産業医と緊密に連携することにより、従業員の健康と福祉を守ることはもちろん、企業の生産性と効率性を同時に向上させることが可能です。

従業員が健康で安全な職場環境で働くことは、企業の繁栄にとって必要不可欠と言えるでしょう。

この機会に、貴社の職場で産業医をどのように活用できるかを検討してみてはいかがでしょうか。産業医の力を最大限に活用することで、より健康で生産的な職場環境を実現することができます。

産業医の活用法についての記事はいかがでしたか。弊社でも、「産業医はもうそんなもんだと諦めてしまっていたけど、産業医も先生によってこんなに違うんですね」と驚かれる人事・労務の方も一定数いらっしゃいますので、先生によってバラツキがあるのも事実かなと思います。

ライフインベスターズでは、コミュニケーション能力や専門性など、書類や面接審査を通じて一定の基準を満たした厳選した産業医が所属しております。

大手法人様はもちろん、これから衛生委員会を立ち上げるスタートアップ・ベンチャー企業様への対応経験も豊富にございます。特にメンタル対応に対してお困り法人様から専門性の高さで高くご評価いただいておりますので、産業医の交代を含め何かお困りやご不満がございましたら、無料のオンライン相談も受けつけておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。

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