職場に入ると、悶々とした気持ちになる方はいませんか?ネット検索すると適応障害というキーワードがでてくることもあるかもしれません。
適応障害は職場でよく見られる心の健康問題であり、放置すると、従業員と組織の両方に深刻な影響を及ぼします。
実際に適応障害をはじめとする精神障害等による労災認定状況は上図のように年々増加しています。
この記事では、適応障害の基本的な理解を深め、もし自分自身が適応障害だと感じ場合にどう上司に伝えればいいのかなどの方法を提供します。
もし周りでこのようなことに悩む同僚がいればどうサポートすればいいのかなどを述べています。
ぜひ、参考にしてみてください。
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適応障害とは何か?
- 定義: 適応障害は、ストレスの多い出来事や生活の変化に対応する際に生じる心理的な応答となります。実際に身体的症状や心理的症状の両方に影響を引き起こすことがあります。
引用:厚生労働省 e-ヘルスネット - 症状と原因: 症状には、不安、抑うつ、集中困難などがあります。原因としては、職場の変化、人間関係の問題、業務の圧力などが挙げられます。一般的な人でもこのような反応を起こすことがありますが、適応障害の場合はそれを超えた過敏な状態となります。
- 職場での影響: 労働生産性の低下、欠勤の増加、職場の雰囲気の悪化など、組織全体に広範な影響を及ぼす可能性があります。
これらの点を踏まえ、職場におけるメンタルヘルス問題への対応は、組織と従業員の両方にとって重要な課題となります。適応障害に対する理解と適切な対処が、健全な職場環境の維持に不可欠です。
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上司への効果的な伝え方
- 自己理解と準備: まず、自分自身の心理状態とニーズを理解しましょう。何がストレスの原因なのか、具体的にどのような支援を求めているのかを見える化することが重要になります。
- 適切なタイミングの選択: 会話は静かでプライベートな環境で行うことが望ましいです。また、上司が忙しくない時を選ぶことも重要です。
- 事実ベースでのコミュニケーション: 自分の感情や経験を具体的な事例とともに伝えます。感情的にならず、事実に基づいて話すことが重要です。
- 具体的な症状と影響の説明: 適応障害がどのように自分の仕事や生活に影響を与えているかを具体的に伝えます。実際に不眠が続いていることや、活力がみなぎらないという状態などを伝えることです。
- 求めるサポートの具体化: 必要な支援や変更点を具体的に伝えます。例えば、作業負荷の軽減、柔軟な勤務時間、専門家の支援などです。実際に求めるサポートがわからない場合は、企業に所属している産業保健スタッフや、近くの地域産業保健センターに相談することもおすすめです。
一番は自分で抱え込まないことです。もし会社が産業医と契約している場合は、上司との間に入ってもらい、客観的に伝えてもらうことも一つの方法です。
部門事の職場での役割
従業員自身
- メンタルヘルス教育: 従業員にメンタルヘルスに関する教育を提供し、どういった症状が適応障害といえるのかその適応障害にならないためにどういった対応が必要なのかの理解を深めます。
- 柔軟な労働条件: 必要に応じて勤務時間の調整や在宅勤務のオプションを提供することで働きやすさを提供します。
- ピアサポートプログラム: 同僚同士で支え合う文化を促進し、お互いのコミュニケーションを行い、仕事がスムーズに行くように努力します。
人事部門の役割
- 福利厚生プログラムの提供: 心理カウンセリングサービスやストレス管理プログラムなどを含む総合的な福利厚生プログラムを整備。
- 対策プログラムの実施: ストレス管理研修、ワークライフバランスの推進、従業員の健康状態をモニタリングするプログラムの実施。
- 従業員の声の収集: 定期的なアンケートやフィードバックセッションを通じて、従業員のニーズと懸念を把握。
産業医の役割
- 個別相談の提供: 従業員がメンタルヘルスの問題に関して個別に相談できる機会を設け、従業員一人一人に相談の窓口を提供します。
- 健康管理と予防策: ストレス関連の健康問題を早期に発見し、予防策を提案する。
- 職場環境の評価: 職場の環境や文化が従業員のメンタルヘルスに与える影響を評価し、改善策を提案する。
これらの部門ごとの役割は、従業員のメンタルヘルスを保護し、職場の生産性と満足度を向上させるために重要です。各役割が連携し、効果的なメンタルヘルス管理体制を構築することが重要となります。
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まとめと次のステップ
この記事では、適応障害とは何か、上司への効果的な伝え方、職場でのサポート方法について詳しく解説しました。適応障害は、職場環境や個人の健康に多大な影響を及ぼす可能性があります。そのため、これに対する正しい理解と対処法を身につけることが重要です。
また一人で抱え込まず、近くのメンタルクリニックに行くことや、企業が産業医と契約している場合は産業医をうまく活用することも大事になります。
適応障害に対処するために取るべき具体的な行動のチェックリストです。
<適応障害の理解>
□適応障害についての基本的な知識を身につける。
□適応障害の症状とその影響を理解する。
□職場での適応障害の兆候に注意を払う。
<上司への効果的な伝達方法>
□自分の状態を正確に把握し、伝えたいポイントを明確にする。
□上司との対話に適した時間と場所を選ぶ。
□開かれたコミュニケーションを心がけ、自身の状況とニーズを正直に伝える。
□必要な支援や変更点を具体的に話す。
□上司のフィードバックや提案を受け入れ、対話を継続する。
<職場でのサポート>
□職場におけるメンタルヘルスサポートの体制について学ぶ。
□人事部門や産業医と連携し、職場のサポート体制を理解する。
□心理的安全性の高い職場環境を促進するために、同僚や上司と協力する。
□必要に応じてプロフェッショナルな助けを求める。
<自己管理と予防>
□定期的に自己評価を行い、メンタルヘルスの状態をチェックする。
□ストレス管理(セルフケアやラインケア)の技術を学び、実践する。
□ワークライフバランスを保つための個人的な戦略を開発する。
これらのチェックリストは一例です。ただこのようなことに注意して、日頃の業務に活かせしていってもらえれば幸いです。
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